医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

白血病になった社長 患者になって気付いたMRの課題

MRが成すべきこと

第14回

アプシェ代表取締役社長 昌原清植

2015年11月1日号

 12年12月末、医師から「急性リンパ性白血病(ALL)」と告げられて、私の人生観は大きく変わりました。これまで綴ったように、生きていることへの感謝の念とともに、絶後の闘病生活を経験し、私のなかの医療観もまるで異なっています。MR、調剤薬局薬剤師、CSO社長……。経営者そして一医療人として、どう考え方が変わったか、そして進む道について、最後に話をしたいと思います。 まず、組織のなかでの仕事の進め方、経営者・管理者としてのあり方です。 入院当初は会社のことが気になり、頻繁にウェブ会議に参加したり、化学療法の合間に会社に顔を出したりしては檄を飛ばしていました。マネジメントする立場の人間としてあまりに未熟でした。今、発病から1年9ヵ月にわたる休職期間を経てはっきりと言えるのは、「やれ」と言って成果だけを求めている間はダメだということです。 社員一人ひ...  12年12月末、医師から「急性リンパ性白血病(ALL)」と告げられて、私の人生観は大きく変わりました。これまで綴ったように、生きていることへの感謝の念とともに、絶後の闘病生活を経験し、私のなかの医療観もまるで異なっています。MR、調剤薬局薬剤師、CSO社長……。経営者そして一医療人として、どう考え方が変わったか、そして進む道について、最後に話をしたいと思います。 まず、組織のなかでの仕事の進め方、経営者・管理者としてのあり方です。 入院当初は会社のことが気になり、頻繁にウェブ会議に参加したり、化学療法の合間に会社に顔を出したりしては檄を飛ばしていました。マネジメントする立場の人間としてあまりに未熟でした。今、発病から1年9ヵ月にわたる休職期間を経てはっきりと言えるのは、「やれ」と言って成果だけを求めている間はダメだということです。 社員一人ひとり

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence