医薬経済オンライン

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当事者だけの「健康支援薬局」議論

大騒ぎの果てに出てきた結論は曖昧模糊

2015年10月15日号

最終回の検討会でも結論には至らず「健康サポート薬局などと言っておきながら、その薬局となるための中核であるOTC薬について決められないようでは、何も進まない」。関係者がこう吐き捨てた。 厚生労働省は6月の閣議決定事項「かかりつけ薬局の推進のため、薬局全体の改革について検討」(経済財政運営と改革の基本方針)を受け、「健康情報拠点薬局のあり方に関する検討会」を設置。9月24日、最終報告を公表した。そのなかで関係者が目を凝らしたのは、新たに認定する健康サポート薬局の「要件」。なかでも「OTC薬の扱い」に注目は集まった。OTC薬の配備品目数は、調剤報酬に盛り込まれる可能性がある。医療用に特化した調剤薬局にとってOTC薬は、配置するスペースの確保だけでなく、「売れない」商品の陳列を意味する。利益率を押し下げるだけのお荷物だ。多くの薬局関係者が検討会を、... 最終回の検討会でも結論には至らず「健康サポート薬局などと言っておきながら、その薬局となるための中核であるOTC薬について決められないようでは、何も進まない」。関係者がこう吐き捨てた。 厚生労働省は6月の閣議決定事項「かかりつけ薬局の推進のため、薬局全体の改革について検討」(経済財政運営と改革の基本方針)を受け、「健康情報拠点薬局のあり方に関する検討会」を設置。9月24日、最終報告を公表した。そのなかで関係者が目を凝らしたのは、新たに認定する健康サポート薬局の「要件」。なかでも「OTC薬の扱い」に注目は集まった。OTC薬の配備品目数は、調剤報酬に盛り込まれる可能性がある。医療用に特化した調剤薬局にとってOTC薬は、配置するスペースの確保だけでなく、「売れない」商品の陳列を意味する。利益率を押し下げるだけのお荷物だ。多くの薬局関係者が検討会を、場

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