医薬経済オンライン

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後発品は「過剰供給」の時代が来る

AGは80%目標時代の強敵

2015年10月15日号

 16年度薬価制度改革と薬価改定の議論が本格化した。薬剤費抑制基調のなかで、製薬各社とも制度見直しに対する不安が募っている。新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度は、現行の仕組みを存続させたまま本格導入するのか。長期収載品の特例引き下げ(1.5〜2%)は、その率が拡大することはないのか。 14年度改革と改定では、長期収載品の引き下げと後発品の浸透が想像以上に国内製薬企業にダメージを与えた。そして近い将来も、残念ながら確かなことがひとつだけある。政府が後発品の数量シェアベースを20年までのできるだけ早い時期に80%を達成する、その「意気込み」である。 政府の経済財政諮問会議や財務省あたりが初夏に18年度60%の目標値を80%に前倒しすることを提案したときには、蜂の巣を突いたような騒ぎになった。というより、巣のなかにいた製薬会社という蜂は大騒ぎして飛び出してき...  16年度薬価制度改革と薬価改定の議論が本格化した。薬剤費抑制基調のなかで、製薬各社とも制度見直しに対する不安が募っている。新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度は、現行の仕組みを存続させたまま本格導入するのか。長期収載品の特例引き下げ(1.5〜2%)は、その率が拡大することはないのか。 14年度改革と改定では、長期収載品の引き下げと後発品の浸透が想像以上に国内製薬企業にダメージを与えた。そして近い将来も、残念ながら確かなことがひとつだけある。政府が後発品の数量シェアベースを20年までのできるだけ早い時期に80%を達成する、その「意気込み」である。 政府の経済財政諮問会議や財務省あたりが初夏に18年度60%の目標値を80%に前倒しすることを提案したときには、蜂の巣を突いたような騒ぎになった。というより、巣のなかにいた製薬会社という蜂は大騒ぎして飛び出してきた

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