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OBSERVER

高橋弘充 東京医科歯科大学医学部附属病院薬剤部長・特任教授

2015年10月15日号

変わることは「リスク」──国が後発品の数量シェアを20年度までに80%とする新目標を掲げています。国立大学病院のなかでも、すでに80%近くまで達している施設もあります。高橋 DPC病院にとって「後発医薬品係数」はほかの係数に比べ、非常にコントローラブルで、皆飛び付きやすいのだろう。病院としては、同じ医療を提供するなかで係数を引き上げて、病床単価を上げたい。後発品に対してもネガティブな考え方があるかもしれないが、昔とはだいぶ変わった。 しかし本質は、自施設のことだけではなく、次世代に医療を残すために何を削るかだ。現状の経済下で、いかに医療の質を落とさずに、どう成長させていくかが重要だ。ただ結果的に、病院が健全な医療を提供し、患者サービスにつながるのであれば、係数アップに向けて努力することはおかしなことではない。──後発品使用に積極的だったのですか。... 変わることは「リスク」──国が後発品の数量シェアを20年度までに80%とする新目標を掲げています。国立大学病院のなかでも、すでに80%近くまで達している施設もあります。高橋 DPC病院にとって「後発医薬品係数」はほかの係数に比べ、非常にコントローラブルで、皆飛び付きやすいのだろう。病院としては、同じ医療を提供するなかで係数を引き上げて、病床単価を上げたい。後発品に対してもネガティブな考え方があるかもしれないが、昔とはだいぶ変わった。 しかし本質は、自施設のことだけではなく、次世代に医療を残すために何を削るかだ。現状の経済下で、いかに医療の質を落とさずに、どう成長させていくかが重要だ。ただ結果的に、病院が健全な医療を提供し、患者サービスにつながるのであれば、係数アップに向けて努力することはおかしなことではない。──後発品使用に積極的だったのですか。高橋

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