医薬経済オンライン

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貧弱な子育てと介護の「経済政策」

参院選へバラマキも厭わず、しかし診療報酬はマイナス改定か

2015年10月15日号

 安倍晋三首相は今後の政権運営について、「安全保障」に置いていた軸足を「経済・社会保障」に移す方針を示している。軸になる政策は「GDP(国内総生産)600兆円」「子育て支援」「介護離職ゼロ」からなる「新3本の矢」だ。来夏の参院選を意識し、安保法制の強行採決で失った支持を取り戻すことに主眼がある。だが、いずれもスローガンの域を出ておらず、空砲に終わる可能性を残している。 7日夕、内閣改造を終えて記者会見に臨んだ安倍首相は、新たな布陣について「未来へ挑戦する内閣だ」と切り出した。そして「戦後最大のGDP600兆円、希望出生率1.8、そして介護離職ゼロ、この3つの目標に向かって新しい3本の矢を力強く放つ。そのための強固な体制を整えることができた」と胸を張った。 社会保障関連でみると、首相は厚生労働相に塩崎恭久氏を再任し、社会保障改革や少子化対策の調整役と...  安倍晋三首相は今後の政権運営について、「安全保障」に置いていた軸足を「経済・社会保障」に移す方針を示している。軸になる政策は「GDP(国内総生産)600兆円」「子育て支援」「介護離職ゼロ」からなる「新3本の矢」だ。来夏の参院選を意識し、安保法制の強行採決で失った支持を取り戻すことに主眼がある。だが、いずれもスローガンの域を出ておらず、空砲に終わる可能性を残している。 7日夕、内閣改造を終えて記者会見に臨んだ安倍首相は、新たな布陣について「未来へ挑戦する内閣だ」と切り出した。そして「戦後最大のGDP600兆円、希望出生率1.8、そして介護離職ゼロ、この3つの目標に向かって新しい3本の矢を力強く放つ。そのための強固な体制を整えることができた」と胸を張った。 社会保障関連でみると、首相は厚生労働相に塩崎恭久氏を再任し、社会保障改革や少子化対策の調整役となる

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