医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

Halmes&Vaccine

切り札も失った製薬業界

第10回 〜日本企業のイノベーション〜

2015年10月15日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬会社の将来像を調査している。ホームズは賛否両論ある抗生物質バブルは日本の製薬企業を潤し、研究開発力と資金力が強化され、日本発のイノベーションの製品も生まれたと指摘した。一方、世界はどうか。合併しても必ずしも対価に見合った製品が出てきていない。ホームズは、大型合併していない企業のほうが存在感を示してきたとの考えを披露しながら、日本にもそんな会社があると語った。 21世紀に入って、世界の製薬企業は合従連衡を繰り返してきた。残っている企業でも昔の社名が存続しているほうが少ない。それは現在でも後発品企業を軸に続いている。処方している私でも、後発品企業を把握できる自信はない。 ただし、合併がイノベーションを生むという相関関係に疑問があることは、ホームズの推理で理解できた。イーライ・リリーのよう... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと友人のワクチン博士は製薬会社の将来像を調査している。ホームズは賛否両論ある抗生物質バブルは日本の製薬企業を潤し、研究開発力と資金力が強化され、日本発のイノベーションの製品も生まれたと指摘した。一方、世界はどうか。合併しても必ずしも対価に見合った製品が出てきていない。ホームズは、大型合併していない企業のほうが存在感を示してきたとの考えを披露しながら、日本にもそんな会社があると語った。 21世紀に入って、世界の製薬企業は合従連衡を繰り返してきた。残っている企業でも昔の社名が存続しているほうが少ない。それは現在でも後発品企業を軸に続いている。処方している私でも、後発品企業を把握できる自信はない。 ただし、合併がイノベーションを生むという相関関係に疑問があることは、ホームズの推理で理解できた。イーライ・リリーのように

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence