医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

特別インタビュー 後発品企業の戦略を聞く

今井博文 富士製薬社長

2015年10月15日号

 後発品メーカーを取り巻く環境はまさに先行き不透明だ。6月に策定した骨太方針で国は後発品使用割合を17年半ばに70%、20年までに80%へと急遽ハードルを引き上げた。寝耳に水の各社に対し16年診療報酬・調剤報酬改定、薬価制度改革が畳みかける。さらに、その後には16年度を含む3年連続薬価改定の影がチラついている。 掲げられた新目標に従い、増産計画を練らざるを得ない各社だが、不確定要素が目白押しで、浮き足立つのも無理はない。そうしたなかにあって、後発品中堅メーカーの富士製薬(14年3月期売上高292億1500万円)は少々捉え方が異なる。婦人科と放射線の2領域を柱に、注射剤に力を入れる同社は、これまでも増産に向けた設備投資に取り組んできた。今井博文社長に今後の事業展開について聞いた。──新目標の設定により、後発品メーカー各社は増産計画が必要になってきます。今井 市場が大...  後発品メーカーを取り巻く環境はまさに先行き不透明だ。6月に策定した骨太方針で国は後発品使用割合を17年半ばに70%、20年までに80%へと急遽ハードルを引き上げた。寝耳に水の各社に対し16年診療報酬・調剤報酬改定、薬価制度改革が畳みかける。さらに、その後には16年度を含む3年連続薬価改定の影がチラついている。 掲げられた新目標に従い、増産計画を練らざるを得ない各社だが、不確定要素が目白押しで、浮き足立つのも無理はない。そうしたなかにあって、後発品中堅メーカーの富士製薬(14年3月期売上高292億1500万円)は少々捉え方が異なる。婦人科と放射線の2領域を柱に、注射剤に力を入れる同社は、これまでも増産に向けた設備投資に取り組んできた。今井博文社長に今後の事業展開について聞いた。──新目標の設定により、後発品メーカー各社は増産計画が必要になってきます。今井 市場が大き

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence