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OBSERVER

草水敏 漫画「フラジャイル」原作者

2015年10月1日号

患者から見えない医療者のプライドを書きたい──「フラジャイル」では、病理医の岸京一郎を中心に、臨床検査技師、製薬企業のMRなどが登場します。なぜ漫画でこうした職種を描こうと考えたのでしょうか。草水 出発点は「人の持つプライドを書きたい」という気持ちだった。そして、取材のなかで世の中の多くの人はその存在を知らないが、病理診断を通じて治療の「土台」となっている病理医に惹かれた。患者から見えず、感謝される機会もない彼らが、どんなプライドを持って仕事しているのか、どうモチベーションを保っているのか、その姿を書きたいと考えた。 今は標準治療があり、どこの病院でもある程度均一な治療が受けられるが、例えば7割を7割5分にする卓越した何かがある病院には、目に見えない誰かの力がある。病理医は、その卓越した何かをつくる大きなファクターだと思う。 病理医だけでなく... 患者から見えない医療者のプライドを書きたい──「フラジャイル」では、病理医の岸京一郎を中心に、臨床検査技師、製薬企業のMRなどが登場します。なぜ漫画でこうした職種を描こうと考えたのでしょうか。草水 出発点は「人の持つプライドを書きたい」という気持ちだった。そして、取材のなかで世の中の多くの人はその存在を知らないが、病理診断を通じて治療の「土台」となっている病理医に惹かれた。患者から見えず、感謝される機会もない彼らが、どんなプライドを持って仕事しているのか、どうモチベーションを保っているのか、その姿を書きたいと考えた。 今は標準治療があり、どこの病院でもある程度均一な治療が受けられるが、例えば7割を7割5分にする卓越した何かがある病院には、目に見えない誰かの力がある。病理医は、その卓越した何かをつくる大きなファクターだと思う。 病理医だけでなく、

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