海外時報
ヒラリーの薬価・薬剤費抑制計画
民間保険に費用対効果分析という新たな武器
2015年10月1日号
9月21日、ギリシャ発、中国発の下落を取り戻すニューヨーク市場の株価上昇の局面で、バイオファーマ株は落ち込んだ。その前日、62年前に承認された寄生虫治療薬「ダラプリム」(ピリメタミン)の価格を56倍に引き上げた、チューリング・ファーマシューティカルズの行動をニューヨーク・タイムズが伝え、民主党大統領候補のヒラリー・クリントンが「こんな引き上げは許されない」「明日、薬価・薬剤費抑制計画を発表する」とツィートした途端、下落が始まったからだ。ナスダック・バイオテック指標は4%を超す値下がりで、余波は22日午後まで続いた。 高騰を続けてきた新興バイオテックを高値のプレミアム価格で買収した大手・中堅は企業価値の目減りに困惑。そのうえ、薬価規制を心配する投資家が及び腰になっては堪らないと、産業界を取り巻く影を濃くしている。 ダラプリムの権利をコア・ファーマ...
9月21日、ギリシャ発、中国発の下落を取り戻すニューヨーク市場の株価上昇の局面で、バイオファーマ株は落ち込んだ。その前日、62年前に承認された寄生虫治療薬「ダラプリム」(ピリメタミン)の価格を56倍に引き上げた、チューリング・ファーマシューティカルズの行動をニューヨーク・タイムズが伝え、民主党大統領候補のヒラリー・クリントンが「こんな引き上げは許されない」「明日、薬価・薬剤費抑制計画を発表する」とツィートした途端、下落が始まったからだ。ナスダック・バイオテック指標は4%を超す値下がりで、余波は22日午後まで続いた。 高騰を続けてきた新興バイオテックを高値のプレミアム価格で買収した大手・中堅は企業価値の目減りに困惑。そのうえ、薬価規制を心配する投資家が及び腰になっては堪らないと、産業界を取り巻く影を濃くしている。 ダラプリムの権利をコア・ファーマ(
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録