医薬経済オンライン

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特別インタビュー 後発品企業の戦略を聞く

澤井光郎 沢井製薬社長

2015年10月1日号

 6月に政府が策定した骨太方針に、後発品メーカーはいずれも戸惑いを隠さない。17年度末に数量ベースで60%以上とする旧目標に向けて、各社とも経営計画を立てていたが、急遽、政府が新目標を掲げたことで、修正を余儀なくされた。さらにそこへ、16年度診療報酬・調剤報酬改定のほか、実しやかに囁かれる3年連続薬価改定などの不確定要素も絡んでくる。 沢井製薬も計画見直しを迫られている。政府の施策によって今後の売上げが左右されるため、5月に公表した中期経営計画は修正の途上にある。今後の経営方針や戦略について澤井光郎社長に聞いた。──新目標について、改めてどう思われますか。澤井 本当に高い目標を掲げていただいた。いきなり「80%」だったので戸惑ったが、いずれ向かうべき数字でもあり、国の固い意志が表明されたことは歓迎したい。(後発品普及は)80%の到達で終わるわけではなく...  6月に政府が策定した骨太方針に、後発品メーカーはいずれも戸惑いを隠さない。17年度末に数量ベースで60%以上とする旧目標に向けて、各社とも経営計画を立てていたが、急遽、政府が新目標を掲げたことで、修正を余儀なくされた。さらにそこへ、16年度診療報酬・調剤報酬改定のほか、実しやかに囁かれる3年連続薬価改定などの不確定要素も絡んでくる。 沢井製薬も計画見直しを迫られている。政府の施策によって今後の売上げが左右されるため、5月に公表した中期経営計画は修正の途上にある。今後の経営方針や戦略について澤井光郎社長に聞いた。──新目標について、改めてどう思われますか。澤井 本当に高い目標を掲げていただいた。いきなり「80%」だったので戸惑ったが、いずれ向かうべき数字でもあり、国の固い意志が表明されたことは歓迎したい。(後発品普及は)80%の到達で終わるわけではなく、

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