日本ＡＳ友の会 | 医薬経済オンライン

Patient Relations

日本ＡＳ友の会

2015年10月1日号

若い患者が見逃されている井上久事務局長「特効薬はありませんか」「あったら私が使って、とっくに治ってますよ」「痛くて仕方がないんですよ」「私も痛い。でも、痛みと付き合っていくしかない。何かいい方法を見つけたら私にも教えてよ」　国内では唯一の強直性脊椎炎（ＡＳ）専門外来、順天堂医院（整形外科）の診察室からは、ある意味、微笑ましい掛け合いが聞こえてくる。担当医は井上久講師。自身も40年来のＡＳ患者で、「日本ＡＳ友の会」の事務局長も務める。　ＡＳは、脊椎・関節を侵す原因不明の慢性の炎症性疾患で、脊椎や四肢関節の強直や破壊を引き起こす。重症例では脊椎が前屈して固まる、股関節が痛くて曲がらないなど日常生活や就労が困難となる。初発のほとんどは30歳前の男性で推定患者数は約3万人。確定診断まで平均9.3年かかる（同会調べ）。　井上氏は19歳で発症し、診断が確定し... 若い患者が見逃されている井上久事務局長「特効薬はありませんか」「あったら私が使って、とっくに治ってますよ」「痛くて仕方がないんですよ」「私も痛い。でも、痛みと付き合っていくしかない。何かいい方法を見つけたら私にも教えてよ」　国内では唯一の強直性脊椎炎（ＡＳ）専門外来、順天堂医院（整形外科）の診察室からは、ある意味、微笑ましい掛け合いが聞こえてくる。担当医は井上久講師。自身も40年来のＡＳ患者で、「日本ＡＳ友の会」の事務局長も務める。　ＡＳは、脊椎・関節を侵す原因不明の慢性の炎症性疾患で、脊椎や四肢関節の強直や破壊を引き起こす。重症例では脊椎が前屈して固まる、股関節が痛くて曲がらないなど日常生活や就労が困難となる。初発のほとんどは30歳前の男性で推定患者数は約3万人。確定診断まで平均9.3年かかる（同会調べ）。　井上氏は19歳で発症し、診断が確定したの

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