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眺望「医薬街道」

「女性産科医師」の待遇は改善されていない

近藤正觀

2015年10月1日号

 9月16日の厚生労働省の社会保障審議会医療部会に産婦人科の女性医師の待遇が改善されていないという調査報告書が再度示された。日本産婦人科医会が1月に調査結果として発表したものだ。 医師不足が言われて久しいが、文部科学省は医学部に地域枠などを設置、定員増を図り、今は年間9000人以上の医学生が卒業している。女性医師の割合は年々増加し、12年には全医師の約20%を占めるまでになっている。さらに同年は医学部学生の33%を女性が占めた。 産婦人科医会は、勤務医の就労環境に関する調査を07年から実施、過酷な勤務状況下に置かれている実態を報告してきた。そのなかで、14年に女性医師の就労環境に焦点を当てた調査を行い、産婦人科での就労支援は十分ではないと提言した。 具体的には産婦人科において、妊婦の女性医師のニーズは高まる一方だが、女性医師自らの出産・育児などによる休職...  9月16日の厚生労働省の社会保障審議会医療部会に産婦人科の女性医師の待遇が改善されていないという調査報告書が再度示された。日本産婦人科医会が1月に調査結果として発表したものだ。 医師不足が言われて久しいが、文部科学省は医学部に地域枠などを設置、定員増を図り、今は年間9000人以上の医学生が卒業している。女性医師の割合は年々増加し、12年には全医師の約20%を占めるまでになっている。さらに同年は医学部学生の33%を女性が占めた。 産婦人科医会は、勤務医の就労環境に関する調査を07年から実施、過酷な勤務状況下に置かれている実態を報告してきた。そのなかで、14年に女性医師の就労環境に焦点を当てた調査を行い、産婦人科での就労支援は十分ではないと提言した。 具体的には産婦人科において、妊婦の女性医師のニーズは高まる一方だが、女性医師自らの出産・育児などによる休職・休

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