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「握力なくば長寿握れず」

2015年9月15日号

 世界の主要17ヵ国の約14万人を対象とした国際研究で、握力の弱い人は死亡リスクが高く、同時に心筋梗塞や脳卒中リスクの高いことが判明した(カナダ・マックマスター大学・レオング教授ほか、ランセット報告)。 筋力の低下は、これまでも早期死亡や各種障害・疾病と関連付けられてきたが、今回の大規模調査は意義が高く、「加齢過程のマーカーとして握力は大変有用」との評価が、複数の研究者から寄せられている。 この結果を受けて、心筋梗塞や脳卒中に基づく死亡リスクの高い人を、単純な握力検査によりスクリーニングできる道が拓けたことで、迅速かつ簡便、低コストという面では極めて有用な手段となり得る。 だが単純な握力と心筋梗塞などのリスクとの医学的因果関係はまったく不明。また、遅ればせながら低握力を向上すべく努力をしても、それで死亡・心血管リスクの改善につながるかどうか...  世界の主要17ヵ国の約14万人を対象とした国際研究で、握力の弱い人は死亡リスクが高く、同時に心筋梗塞や脳卒中リスクの高いことが判明した(カナダ・マックマスター大学・レオング教授ほか、ランセット報告)。 筋力の低下は、これまでも早期死亡や各種障害・疾病と関連付けられてきたが、今回の大規模調査は意義が高く、「加齢過程のマーカーとして握力は大変有用」との評価が、複数の研究者から寄せられている。 この結果を受けて、心筋梗塞や脳卒中に基づく死亡リスクの高い人を、単純な握力検査によりスクリーニングできる道が拓けたことで、迅速かつ簡便、低コストという面では極めて有用な手段となり得る。 だが単純な握力と心筋梗塞などのリスクとの医学的因果関係はまったく不明。また、遅ればせながら低握力を向上すべく努力をしても、それで死亡・心血管リスクの改善につながるかどうかは、

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