医薬経済オンライン

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深層◎流通改善

後発品メーカー「再編」の露払い

流改懇提言で「卸」は救済されるのか

2015年9月15日号

流改懇の嶋口座長から提言書を受け取る二川医政局長「後発品は儲からない」もちろん、「長期収載品に比べれば」との前置きが加わる。低迷する医薬品卸が、異口同音に口にする共通言語である。 そんな卸にフォローの風となるのか。9月1日、厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)は「提言」をまとめた。そこにはこう書いている。「急激な環境変化を踏まえた10年先を見据えた流通改善を促進する」 提言は、・適切な価格形成による薬価制度の安定的運営への協力・将来にわたる流通機能の安定性の確保・流通経費等の負担の公平性の確保 これを基本の3本柱としている。だが、業界関係者の多くがざっと読んでみても、結局のところ、「何を『肝』としているのか、判然としない」と言う。 一方、卸経営者だけは「非常にありがたいこと」と言い切る。 決して医薬品流通の明るい未... 流改懇の嶋口座長から提言書を受け取る二川医政局長「後発品は儲からない」もちろん、「長期収載品に比べれば」との前置きが加わる。低迷する医薬品卸が、異口同音に口にする共通言語である。 そんな卸にフォローの風となるのか。9月1日、厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)は「提言」をまとめた。そこにはこう書いている。「急激な環境変化を踏まえた10年先を見据えた流通改善を促進する」 提言は、・適切な価格形成による薬価制度の安定的運営への協力・将来にわたる流通機能の安定性の確保・流通経費等の負担の公平性の確保 これを基本の3本柱としている。だが、業界関係者の多くがざっと読んでみても、結局のところ、「何を『肝』としているのか、判然としない」と言う。 一方、卸経営者だけは「非常にありがたいこと」と言い切る。 決して医薬品流通の明るい未来を

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