医薬経済オンライン

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見守り協定で「孤独死」は防げるか

北の大地では調剤薬局も参入

2015年9月15日号

「独居老人の孤独死」が社会問題化している最中、北海道・足寄町が調剤薬局のナカジマ薬局と孤独死をなくそうと「地域見守り活動に関する協定」を結んだ。調剤した後、患者の自宅に電話することでコミュニケーションを図り、副作用や服薬忘れを防ぐだけでなく、患者に日常と違う異変を感じたら行政機関に連絡して不測の事態に対応するという。  同薬局は「医療機関が行政と見守り協定を結んだのは全国初」と胸を張る。確かに調剤薬局やドラッグストアが自治体との間で交通安全や災害時の医薬品、日用品などの物資提供の協定を結ぶ例は多いが、一人暮らしの老人に対する見守りの協定を結んだというのは珍しい。  政府は医療費削減のためにセルフメディケーションを謳い、病床数の削減と在宅医療の推進へと舵を切っている。高齢化社会がますます進んでいるだけに、今後、高齢者の孤独死も増えると予想さ... 「独居老人の孤独死」が社会問題化している最中、北海道・足寄町が調剤薬局のナカジマ薬局と孤独死をなくそうと「地域見守り活動に関する協定」を結んだ。調剤した後、患者の自宅に電話することでコミュニケーションを図り、副作用や服薬忘れを防ぐだけでなく、患者に日常と違う異変を感じたら行政機関に連絡して不測の事態に対応するという。  同薬局は「医療機関が行政と見守り協定を結んだのは全国初」と胸を張る。確かに調剤薬局やドラッグストアが自治体との間で交通安全や災害時の医薬品、日用品などの物資提供の協定を結ぶ例は多いが、一人暮らしの老人に対する見守りの協定を結んだというのは珍しい。  政府は医療費削減のためにセルフメディケーションを謳い、病床数の削減と在宅医療の推進へと舵を切っている。高齢化社会がますます進んでいるだけに、今後、高齢者の孤独死も増えると予想され

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