経済記事の読み方
生保再編のポイントは「株式転換」
第一生命が首位に立ち、流動化の時代に
2015年9月15日号
「日本最大であることに拘っている当社としては、看過できない」
そこまで言うか、と呆れるほどの傲岸不遜振りだった。
国内生命保険最大手の日本生命は14年11月、中間決算の発表会見で、第一生命に保険料収入で初めて首位の座を奪われたことに対して、担当役員が苦りきった表情で、こうコメントした。
そして今年8月、15年度第1四半期決算で、基礎利益でも第一に抜かれて盟主の地位から滑り落ちた時点で、三井生命の買収報道が堰を切ったように流れたのだった。
生保業界は今、少子高齢化の波をもろに受けて市場が縮小傾向にある。人口の減少、所得の伸び悩みで保険契約数は減少し、高齢化や平均寿命の伸びなどで死亡保険のニーズが落ちている。
若年層から中高年世代までの広範な階層では医療保険をはじめ見直し現象が広がっていて、販売チャネル競争も熾烈になっている。
営業職員が支え...
「日本最大であることに拘っている当社としては、看過できない」
そこまで言うか、と呆れるほどの傲岸不遜振りだった。
国内生命保険最大手の日本生命は14年11月、中間決算の発表会見で、第一生命に保険料収入で初めて首位の座を奪われたことに対して、担当役員が苦りきった表情で、こうコメントした。
そして今年8月、15年度第1四半期決算で、基礎利益でも第一に抜かれて盟主の地位から滑り落ちた時点で、三井生命の買収報道が堰を切ったように流れたのだった。
生保業界は今、少子高齢化の波をもろに受けて市場が縮小傾向にある。人口の減少、所得の伸び悩みで保険契約数は減少し、高齢化や平均寿命の伸びなどで死亡保険のニーズが落ちている。
若年層から中高年世代までの広範な階層では医療保険をはじめ見直し現象が広がっていて、販売チャネル競争も熾烈になっている。
営業職員が支えて
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