医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

米国に遅れない体制整備が急務

第25回 ゲノム医療の行方⑤

株式会社アンテリオ理事 堀玲子

2015年9月15日号

 ゲノム創薬とは、ゲノム情報のデータベースを活用し、遺伝子変異によってつくられる不必要なたんぱく質が原因で発症する疾患に対する治療薬、原因となっているターゲット遺伝子を特定し、たんぱく質の働きを無効にする治療薬を開発することである。 千葉大学などは疾患プロテオミクス研究として発展させている。細胞や組織に含まれる遺伝子が発現するたんぱく質を解析することで、疾患マーカーが見出され、医薬品の開発期間を大幅に短縮できると期待されている。 馴染みの深いものとして、コンパニオン診断薬がある。ハーセプテスト(ハーセプチン=乳がん、胃がん)、ALK融合遺伝子キット(ザーコリ=非小細胞肺がん)、ポテリジオテスト(ポテリジオ=成人T細胞白血病リンパ腫)などがよく知られている。ただし、コンパニオン診断薬には難しい点もある。臨床試験段階では反応する患者の割合が...  ゲノム創薬とは、ゲノム情報のデータベースを活用し、遺伝子変異によってつくられる不必要なたんぱく質が原因で発症する疾患に対する治療薬、原因となっているターゲット遺伝子を特定し、たんぱく質の働きを無効にする治療薬を開発することである。 千葉大学などは疾患プロテオミクス研究として発展させている。細胞や組織に含まれる遺伝子が発現するたんぱく質を解析することで、疾患マーカーが見出され、医薬品の開発期間を大幅に短縮できると期待されている。 馴染みの深いものとして、コンパニオン診断薬がある。ハーセプテスト(ハーセプチン=乳がん、胃がん)、ALK融合遺伝子キット(ザーコリ=非小細胞肺がん)、ポテリジオテスト(ポテリジオ=成人T細胞白血病リンパ腫)などがよく知られている。ただし、コンパニオン診断薬には難しい点もある。臨床試験段階では反応する患者の割合がある

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