海外時報
変貌する糖尿病薬市場
CVリスク軽減効果を実証したSGLT2阻害剤
2015年9月1日号
8月20日、2型糖尿病管理の姿を大きく変える可能性を秘めた、2つの臨床研究結果の予告が相次いで行われた。まず、血糖値管理を超えて心筋梗塞、脳卒中予防効果を初めて証明したとするSGLT2阻害剤「ジャディアンス」(一般名=エンパグリフロジン)。そして、経口のDPP4阻害剤「ジャヌビア」(シタグリプチン)の患者に比べて2倍近く血糖値を下げ、3倍の体重減少を生み出したと主張したのは、GLP1受容体作動薬「バイエッタ」(エキセナチド)を自動的、定期的に放出する、マッチ棒大の小型浸透圧(オスモティック)ポンプである。
バイオシミラーを含め、糖尿病領域で提携するイーライリリーとベーリンガーインゲルハイムは、9月17日、欧州糖尿病学会(EASD)でジャディアンスの試験結果の詳細(医学誌発表も同時)を報告する。一方、エキセナチド浸透圧ポンプを開発したインタルシア・...
8月20日、2型糖尿病管理の姿を大きく変える可能性を秘めた、2つの臨床研究結果の予告が相次いで行われた。まず、血糖値管理を超えて心筋梗塞、脳卒中予防効果を初めて証明したとするSGLT2阻害剤「ジャディアンス」(一般名=エンパグリフロジン)。そして、経口のDPP4阻害剤「ジャヌビア」(シタグリプチン)の患者に比べて2倍近く血糖値を下げ、3倍の体重減少を生み出したと主張したのは、GLP1受容体作動薬「バイエッタ」(エキセナチド)を自動的、定期的に放出する、マッチ棒大の小型浸透圧(オスモティック)ポンプである。
バイオシミラーを含め、糖尿病領域で提携するイーライリリーとベーリンガーインゲルハイムは、9月17日、欧州糖尿病学会(EASD)でジャディアンスの試験結果の詳細(医学誌発表も同時)を報告する。一方、エキセナチド浸透圧ポンプを開発したインタルシア・セ
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