医薬経済気象台
雇用逼迫で非正規賃金の上昇続く
—企業にはコスト増解消策が課題に—
2015年9月1日号
雇用情勢は一段と逼迫している。総務省の労働力調査による15年4〜6月平均(以下の4半期も3ヵ月の平均)の役員を除く総雇用者数は5267万人、前年同期に比べて41万人の増加だった。男女別では、男性が2886万人で横ばい、女性が2381万人で41万人の増加だった。男性の横ばいに対し女性の雇用が大きく増加したことが注目される。
女性の雇用が男性を上回って増加する傾向は一貫して続いている。14年4〜6月は男性4万人、女性24万人、7〜9月は男性16万人、女性37万人、10〜12月は男性11万人、女性24万人、今年1〜3月は男性14万人、女性39万人と、女性の雇用増が男性のそれを常時上回っている。女性労働力の活用が進んでいることを示しているが、政府の「女性力」を活かす方針が、労働力不足に後押しされて産業界に浸透し、女性の雇用機会が増えているためと見ていい。
これを象徴するのが、女性の雇用で...
雇用情勢は一段と逼迫している。総務省の労働力調査による15年4〜6月平均(以下の4半期も3ヵ月の平均)の役員を除く総雇用者数は5267万人、前年同期に比べて41万人の増加だった。男女別では、男性が2886万人で横ばい、女性が2381万人で41万人の増加だった。男性の横ばいに対し女性の雇用が大きく増加したことが注目される。
女性の雇用が男性を上回って増加する傾向は一貫して続いている。14年4〜6月は男性4万人、女性24万人、7〜9月は男性16万人、女性37万人、10〜12月は男性11万人、女性24万人、今年1〜3月は男性14万人、女性39万人と、女性の雇用増が男性のそれを常時上回っている。女性労働力の活用が進んでいることを示しているが、政府の「女性力」を活かす方針が、労働力不足に後押しされて産業界に浸透し、女性の雇用機会が増えているためと見ていい。
これを象徴するのが、女性の雇用で正規
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