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サンドラッグ 独自の経営戦略で業界2位の座確保

—店舗網の全国制覇は目前に迫る—

2015年9月1日号

 サンドラッグの15年3月期の売上高は4458億1800万円、ドラッグストア業界ではマツモトキヨシに次ぐ2位の座にある。八王子市に株式会社サンドラッグを設立し、郊外型ドラッグストアを開店したのが80年。それ以来、店舗網の拡大とともに高成長を続けている。15年3月期までの10年間で売上高は2.9倍、経常利益は2.3倍に拡大した。ただ、15年3月期は増税後の消費マインド回復が遅れた影響を受けて、前年比で売上高は0.4%の微減を余儀なくされ、経常利益も265億500万円と7.9%の減益だった。  東京証券取引所第二部に株式を上場したのが97年9月、上場後の初決算となったのが98年3月期だが、業績は14年3月期まで18年間にわたって増収増益を続けてきた。この記録が15年3月期の減収減益で途切れたことになる。東日本大震災時でも増収増益を維持したのだが、消費税増税の影響は震災以上に大きかった。増税の影...  サンドラッグの15年3月期の売上高は4458億1800万円、ドラッグストア業界ではマツモトキヨシに次ぐ2位の座にある。八王子市に株式会社サンドラッグを設立し、郊外型ドラッグストアを開店したのが80年。それ以来、店舗網の拡大とともに高成長を続けている。15年3月期までの10年間で売上高は2.9倍、経常利益は2.3倍に拡大した。ただ、15年3月期は増税後の消費マインド回復が遅れた影響を受けて、前年比で売上高は0.4%の微減を余儀なくされ、経常利益も265億500万円と7.9%の減益だった。  東京証券取引所第二部に株式を上場したのが97年9月、上場後の初決算となったのが98年3月期だが、業績は14年3月期まで18年間にわたって増収増益を続けてきた。この記録が15年3月期の減収減益で途切れたことになる。東日本大震災時でも増収増益を維持したのだが、消費税増税の影響は震災以上に大きかった。増税の影響は

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