新薬創出加算と費用対効果、「2つの試行」の未来
合体で「ひとつの制度」なら製薬企業には悪夢か
2015年8月15日号
こんなことを夢想するのは、記録的な猛暑のせいだろうか。だが、薬価制度改革を巡る「2つの試行」は、制度化の過程で少しずつ接近しつつあるようにも見える。
10年度改定で試行的導入を果たしたものの、制度としての恒久化が12、14年度改定で2度、ペンディングされている「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」と、16年度改定で試行的導入の方向にある「費用対効果評価」のことだ。
12年4月に専門部会が立ち上がり、制度化に向けて本格的な議論が始まった費用対効果評価は、16年度の薬価制度改革での試行的導入を念頭に、この8月にも中間報告をまとめる。
今年1月から5回にわたる非公開会合で行った「具体例の検討」を経て、6月の専門部会は、費用対効果評価を「(保険)収載後一定期間後に、費用対効果評価に基づき、(薬価などの)再算定を行う」という方針で落ち着いた。「保険収載時に、費用...
こんなことを夢想するのは、記録的な猛暑のせいだろうか。だが、薬価制度改革を巡る「2つの試行」は、制度化の過程で少しずつ接近しつつあるようにも見える。
10年度改定で試行的導入を果たしたものの、制度としての恒久化が12、14年度改定で2度、ペンディングされている「新薬創出・適応外薬解消等促進加算」と、16年度改定で試行的導入の方向にある「費用対効果評価」のことだ。
12年4月に専門部会が立ち上がり、制度化に向けて本格的な議論が始まった費用対効果評価は、16年度の薬価制度改革での試行的導入を念頭に、この8月にも中間報告をまとめる。
今年1月から5回にわたる非公開会合で行った「具体例の検討」を経て、6月の専門部会は、費用対効果評価を「(保険)収載後一定期間後に、費用対効果評価に基づき、(薬価などの)再算定を行う」という方針で落ち着いた。「保険収載時に、費用対
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