医薬経済オンライン

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特別インタビュー 後発品企業の戦略を聞く

小林広幸・小林化工社長

2015年8月15日号

柔軟性が生き残るカギ 後発品使用割合の新目標が波紋を広げている。「17年央に70%以上とするとともに、18〜20年度末までのなるべく早い時期に80%以上とする」新目標が骨太方針に盛り込まれたことで、後発品メーカーは舵取りを迫られている。 福井県あわら市に拠点を構える小林化工も対応に追われている。14年度売上高が約300億円、グループ全体では380億円の中堅メーカーにあたる同社は、ここ十数年来、右肩上がりで業績を伸ばしている。市場環境が劇的に変わる気配が漂うなか、どのような戦略を描いているか、小林広幸社長に聞いた。──政府は80%達成を揚げました。小林 さまざまな環境要因を考えて、20年で70〜75%というレベルだと思う。当然ながら生産能力の問題が生じる。20年に80%だと1000億錠前後をジェネリック(GE)がカバーすることになる。大手3社(日医工、沢井製薬、東和薬品)だけ... 柔軟性が生き残るカギ 後発品使用割合の新目標が波紋を広げている。「17年央に70%以上とするとともに、18〜20年度末までのなるべく早い時期に80%以上とする」新目標が骨太方針に盛り込まれたことで、後発品メーカーは舵取りを迫られている。 福井県あわら市に拠点を構える小林化工も対応に追われている。14年度売上高が約300億円、グループ全体では380億円の中堅メーカーにあたる同社は、ここ十数年来、右肩上がりで業績を伸ばしている。市場環境が劇的に変わる気配が漂うなか、どのような戦略を描いているか、小林広幸社長に聞いた。──政府は80%達成を揚げました。小林 さまざまな環境要因を考えて、20年で70〜75%というレベルだと思う。当然ながら生産能力の問題が生じる。20年に80%だと1000億錠前後をジェネリック(GE)がカバーすることになる。大手3社(日医工、沢井製薬、東和薬品)だけで5

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