白血病になった社長・患者になって気付いたMRの課題
強化前処置の厳しさ
第9回
アプシェ代表取締役社長 昌原清植
2015年8月15日号
サイトメガロウイルス網膜炎を患い、移植が延期となりましたが、どうにか炎症も治まり、13年9月18日に移植のための再入院をしました。化学療法で低下した体力の回復に努めました。私が希望した生存率が改善する強化前処置を受けることもできます。覚悟は固まっていました。 ところで、再入院して驚いたのは、日々の生活管理でした。「昌原さん、これだけは守ってください」 このとき医師から厳しく言われたのは「マスク、手洗い、うがいの徹底」です。それは移植患者の多くが上気道感染の重篤化が懸念されるからです。「わかりました」 私も気を引き締めました。 クリーンルームは外気が入り込まないよう陽圧が保たれ、フィルターで細菌やウイルスが除去されます。もちろん手洗いとマスク着用は義務付けられています。ただ、それ以外は思ったよりも厳しくありませんでした。 まず、クリーンルーム...
サイトメガロウイルス網膜炎を患い、移植が延期となりましたが、どうにか炎症も治まり、13年9月18日に移植のための再入院をしました。化学療法で低下した体力の回復に努めました。私が希望した生存率が改善する強化前処置を受けることもできます。覚悟は固まっていました。 ところで、再入院して驚いたのは、日々の生活管理でした。「昌原さん、これだけは守ってください」 このとき医師から厳しく言われたのは「マスク、手洗い、うがいの徹底」です。それは移植患者の多くが上気道感染の重篤化が懸念されるからです。「わかりました」 私も気を引き締めました。 クリーンルームは外気が入り込まないよう陽圧が保たれ、フィルターで細菌やウイルスが除去されます。もちろん手洗いとマスク着用は義務付けられています。ただ、それ以外は思ったよりも厳しくありませんでした。 まず、クリーンルームに
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