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MR活動実態調査レポート

SGLT2阻害剤のMR活動「7剤13社が競合」

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析117

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2015年8月15日号

 糖尿病は、糖尿病性腎症の原疾患である。日本透析医学会の調査によると、透析患者への移行率が13年で43.8%だった。 糖尿病治療には莫大な医療費がかかり、社会全体で糖尿病重症化予防に取り組むとともに、スマートライフプログラムや糖尿病疾病管理強化対策事業など、さまざまな施策が実施されている。しかし年々、患者数は増加傾向にあり、潜在患者も相当数いると考えられている。早期発見や早期治療、重症化予防はもとより、予防対策に力が入れられている疾患である。 また医薬品では、SGLT2阻害剤がDPP4阻害剤に次ぐ画期的な新薬として、治療選択肢の拡大という意味でも大きな期待が寄せられている。 糖尿病専門医には、各社MRが2人体制で対応しているところも散見されるが、発売から1年半程度が経過したSGLT2領域のMR活動について分析する。 表2─1は全医師を対象に、製品別、...  糖尿病は、糖尿病性腎症の原疾患である。日本透析医学会の調査によると、透析患者への移行率が13年で43.8%だった。 糖尿病治療には莫大な医療費がかかり、社会全体で糖尿病重症化予防に取り組むとともに、スマートライフプログラムや糖尿病疾病管理強化対策事業など、さまざまな施策が実施されている。しかし年々、患者数は増加傾向にあり、潜在患者も相当数いると考えられている。早期発見や早期治療、重症化予防はもとより、予防対策に力が入れられている疾患である。 また医薬品では、SGLT2阻害剤がDPP4阻害剤に次ぐ画期的な新薬として、治療選択肢の拡大という意味でも大きな期待が寄せられている。 糖尿病専門医には、各社MRが2人体制で対応しているところも散見されるが、発売から1年半程度が経過したSGLT2領域のMR活動について分析する。 表2─1は全医師を対象に、製品別、企業

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