データズームイン
MR1000人減の要因は外資2社
2015年8月15日号
MR認定センターが7月に公表した15年版のMR白書によれば、対象会社203社の15年度(3月末時点)MR数は、前年度から▲1095人となる6万4657人。00年の調査開始以来、最大の減少幅となった(表1)。 その要因としてまず挙げられるのが医薬品卸に所属する「MR」の集計定義が今回から変わったことだ。価格交渉も含まれるMS業務はMRの仕事ではないという理由から、15年度はMR専任のみを集計した結果、▲590人となった。内資系製薬企業は、登録企業数が4社減ったものの、MRは400人増加。コントラクトMRを扱うCSO企業も182人増えた。 全体のMR数を減少させた要因は外資系製薬企業にある。登録企業は2社増えたにもかかわらず、1087人も減少しているのだ。 これには、2つの企業の動向が大きく影響した。1社はグラクソ・スミスクラインで、MR数は前年度から600人規模で減少したと見られる...
MR認定センターが7月に公表した15年版のMR白書によれば、対象会社203社の15年度(3月末時点)MR数は、前年度から▲1095人となる6万4657人。00年の調査開始以来、最大の減少幅となった(表1)。 その要因としてまず挙げられるのが医薬品卸に所属する「MR」の集計定義が今回から変わったことだ。価格交渉も含まれるMS業務はMRの仕事ではないという理由から、15年度はMR専任のみを集計した結果、▲590人となった。内資系製薬企業は、登録企業数が4社減ったものの、MRは400人増加。コントラクトMRを扱うCSO企業も182人増えた。 全体のMR数を減少させた要因は外資系製薬企業にある。登録企業は2社増えたにもかかわらず、1087人も減少しているのだ。 これには、2つの企業の動向が大きく影響した。1社はグラクソ・スミスクラインで、MR数は前年度から600人規模で減少したと見られる。
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