医薬経済オンライン

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間違いだらけのHTA

そのHTAは「広義」か「狭義」か

第1回

東京大学大学院薬学系研究科 五十嵐中

2015年8月1日号

 16年4月の試行的導入をメドに、中央社会保険医療協議会の専門部会での議論もようやく動きつつある医療技術評価(Health Technology Assessment=HTA)。注目が高まってきたことは「HTA屋」としては喜ばしいことであるが、まだまだ誤解に基づいた批判も少なくない。  この連載は、「HTAあるいは費用対効果評価」にまつわる議論について、その中身やよくある誤解に触れながら、現状を解き明かしていくことが目的である。読者の方々が「費用対効果評価」を考える際の一助となれば幸いである。  さて、冒頭「HTAあるいは費用対効果評価」と書いた。いわゆる「費用対効果評価」を指す表現として、「HTA」「費用対効果評価」「薬剤経済評価」「医療経済評価」「臨床経済評価」などいろいろな言葉がある。ゴロのよさと覚えやすさから、「HTA」が使われること...  16年4月の試行的導入をメドに、中央社会保険医療協議会の専門部会での議論もようやく動きつつある医療技術評価(Health Technology Assessment=HTA)。注目が高まってきたことは「HTA屋」としては喜ばしいことであるが、まだまだ誤解に基づいた批判も少なくない。  この連載は、「HTAあるいは費用対効果評価」にまつわる議論について、その中身やよくある誤解に触れながら、現状を解き明かしていくことが目的である。読者の方々が「費用対効果評価」を考える際の一助となれば幸いである。  さて、冒頭「HTAあるいは費用対効果評価」と書いた。いわゆる「費用対効果評価」を指す表現として、「HTA」「費用対効果評価」「薬剤経済評価」「医療経済評価」「臨床経済評価」などいろいろな言葉がある。ゴロのよさと覚えやすさから、「HTA」が使われることも

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