経営の不調和が明るみに出たアキュセラ
上場1年でCEOが交代
2015年8月1日号
アキュセラは02年4月に米国のシアトルで設立された創薬ベンチャーだ。創業者で社長の窪田良氏が慶應義塾大学医学部卒の眼科医であることも上場前から注目されていた。創業時は、窪田氏の留学先であるワシントン大学における研究成果を薬剤スクリーニングに応用する受託事業を行っていた。しかし、事業を進めていくうちに、薬剤スクリーニングの受託のビジネスでは成功を収めることは極めて困難であると窪田氏が気付く。そして創薬型のビジネスモデルに大きく方向転換するのである。「失明を地球上から撲滅する」というビジョンを掲げる。14年2月13日に東京証券取引所マザーズ市場(外国株式)に上場した。
パイプラインは大きくは2候補である(図1)。ひとつは視覚サイクルモジュレーター(VCM)である。VCMは加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑浮腫、スターガート病、網...
アキュセラは02年4月に米国のシアトルで設立された創薬ベンチャーだ。創業者で社長の窪田良氏が慶應義塾大学医学部卒の眼科医であることも上場前から注目されていた。創業時は、窪田氏の留学先であるワシントン大学における研究成果を薬剤スクリーニングに応用する受託事業を行っていた。しかし、事業を進めていくうちに、薬剤スクリーニングの受託のビジネスでは成功を収めることは極めて困難であると窪田氏が気付く。そして創薬型のビジネスモデルに大きく方向転換するのである。「失明を地球上から撲滅する」というビジョンを掲げる。14年2月13日に東京証券取引所マザーズ市場(外国株式)に上場した。
パイプラインは大きくは2候補である(図1)。ひとつは視覚サイクルモジュレーター(VCM)である。VCMは加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病性網膜症、糖尿病性黄斑浮腫、スターガート病、網膜色
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録