医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医薬経済気象台

原油需給は供給増で一段と緩和へ

2015年8月1日号

 原油市況が再び軟調な動きにある。原油市況の国際指標であるニューヨーク市場の米WTI原油は、7月22日の終値で1バレル49.04ドルと、抵抗線とみられていた50ドルを割り込み、3ヵ月半ぶりの安値を付けてきた。日本の原油輸入価格に影響するドバイ原油市況も23日に55ドルと6月7日の65.4ドルの戻り高値以来の安値を付けた。  原油市況は昨年6月をピークに今年1月まで大幅下落を演じた。ドバイ原油の月中平均は、昨年6月が108.01ドルだったが、今年1月には57%も落ちた。これを底値に反発、5月は63 .67 ドルまで戻したが、その後はもみ合いのなかで値を崩す動きを見せている。本欄(5月1日号)では底入れ後の原油市況について、反発しても下落幅の3分の1戻し水準の67ドル程度が上値の限界と予想したが、これに届くことはなく再び下値をうかがう動きになっている。7月の月中平均は56ドル程度になると予想...  原油市況が再び軟調な動きにある。原油市況の国際指標であるニューヨーク市場の米WTI原油は、7月22日の終値で1バレル49.04ドルと、抵抗線とみられていた50ドルを割り込み、3ヵ月半ぶりの安値を付けてきた。日本の原油輸入価格に影響するドバイ原油市況も23日に55ドルと6月7日の65.4ドルの戻り高値以来の安値を付けた。  原油市況は昨年6月をピークに今年1月まで大幅下落を演じた。ドバイ原油の月中平均は、昨年6月が108.01ドルだったが、今年1月には57%も落ちた。これを底値に反発、5月は63 .67 ドルまで戻したが、その後はもみ合いのなかで値を崩す動きを見せている。本欄(5月1日号)では底入れ後の原油市況について、反発しても下落幅の3分の1戻し水準の67ドル程度が上値の限界と予想したが、これに届くことはなく再び下値をうかがう動きになっている。7月の月中平均は56ドル程度になると予想さ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence