医薬経済オンライン

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Patient Relations

後藤雄子特任研究員

大阪大学大学院医学系研究科 脳神経機能再生学講座

2015年8月1日号

がんを患った医師が「ウィッグ」で就労支援後藤雄子特任研究員 がん治療が進歩を遂げる一方、患者のニーズを汲めていないところもある。例えば抗がん剤の副作用による脱毛だ。命が助かっただけでもありがたいのかもしれないが退院後の生活や就労に関わる。とくに女性は深刻だ。サービス業など人と接する職種であれば、どうしても人目が気になる。たとえ治療によって体調が戻っても、結果的に職場復帰は遠のく。 そこで応急処置として「ウィッグ」(かつら)が使われる。自分に合ったウィッグを着ければ、人に気付かれず早い段階で復帰が叶う。 ただ、誰もがウィッグを自由に使えるわけではない。品質にもよるが、ウィッグは1製品当たり数十万円に上る。これまで治療費を捻出した患者はさらなる負担を強いられるし、支援も限られている。 この状況に対し、大阪大学大学院医学系研究科脳神経機能再生学... がんを患った医師が「ウィッグ」で就労支援後藤雄子特任研究員 がん治療が進歩を遂げる一方、患者のニーズを汲めていないところもある。例えば抗がん剤の副作用による脱毛だ。命が助かっただけでもありがたいのかもしれないが退院後の生活や就労に関わる。とくに女性は深刻だ。サービス業など人と接する職種であれば、どうしても人目が気になる。たとえ治療によって体調が戻っても、結果的に職場復帰は遠のく。 そこで応急処置として「ウィッグ」(かつら)が使われる。自分に合ったウィッグを着ければ、人に気付かれず早い段階で復帰が叶う。 ただ、誰もがウィッグを自由に使えるわけではない。品質にもよるが、ウィッグは1製品当たり数十万円に上る。これまで治療費を捻出した患者はさらなる負担を強いられるし、支援も限られている。 この状況に対し、大阪大学大学院医学系研究科脳神経機能再生学講

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