医薬経済オンライン

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漢方処方 千差万様

症例「心の病」

第6回

安廣誠心堂薬局 安廣嘉人

2015年8月1日号

 ここ数年「心の病」で相談に来られる方が増えてきました。現代は総ストレス社会とも言われ、大人はもちろんお年寄りから小学生の子どもまで、いろいろなストレスを抱え込み、その結果さまざまな症状で悩んでいるようです。  厚生労働省によると精神疾患で医療機関に受診する患者数は近年大幅に増加し、11年には320万人と300万人を超えています。その内訳は、「うつ病」「統合失調症」「不安障害」「認知症」などです。  とくに心の病は、採血やCT画像診断ではわかりません。自分で気付きやすい症状、気付きにくい症状、家族など周りの人が先に気づく症状などさまざまです。自分で気付きやすいものとしては「気分が落ち込みやすい」「いつも不安で仕方ない」「身体が疲れやすい」「息苦しい」などがあります。また家族など周りの人が気付くものとして生活や服装の乱れや変化があります。心の病とい...  ここ数年「心の病」で相談に来られる方が増えてきました。現代は総ストレス社会とも言われ、大人はもちろんお年寄りから小学生の子どもまで、いろいろなストレスを抱え込み、その結果さまざまな症状で悩んでいるようです。  厚生労働省によると精神疾患で医療機関に受診する患者数は近年大幅に増加し、11年には320万人と300万人を超えています。その内訳は、「うつ病」「統合失調症」「不安障害」「認知症」などです。  とくに心の病は、採血やCT画像診断ではわかりません。自分で気付きやすい症状、気付きにくい症状、家族など周りの人が先に気づく症状などさまざまです。自分で気付きやすいものとしては「気分が落ち込みやすい」「いつも不安で仕方ない」「身体が疲れやすい」「息苦しい」などがあります。また家族など周りの人が気付くものとして生活や服装の乱れや変化があります。心の病といっ

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