医薬経済オンライン

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眺望「医薬街道」

注目を浴びるリフィル処方箋

2015年8月1日号

 7月16日付の姉妹紙RISFAXに「日医がリフィル処方箋容認で導入決定的」というトップ記事が掲載された。表舞台である22日の中央社会保険医療協議会で日本医師会は「分割調剤より数段上の業務。議論する状況にない」とリフィルに否定的な立場を取ったが、もし今後の議論で、診療側の了解が得られれば、リフィルは現実味を帯びてくるだろう。「リフィル」とは「詰め替える、補充する」という意味だが、欧米では数回使用ができる処方箋として一般的に普及している。病状が安定した患者で、薬剤師が患者をモニターすることのできる米国では有効期間が1年間で、その処方箋の使用回数は6回などと記載されおり、患者は薬剤師の観察のもと、医師の診察なしに薬局で薬剤の交付を受けられる。もちろん、容体の急変時は診察が必要だ。 リフィル処方箋導入は、10年の「チーム医療推進会議の報告書」に、薬剤師...  7月16日付の姉妹紙RISFAXに「日医がリフィル処方箋容認で導入決定的」というトップ記事が掲載された。表舞台である22日の中央社会保険医療協議会で日本医師会は「分割調剤より数段上の業務。議論する状況にない」とリフィルに否定的な立場を取ったが、もし今後の議論で、診療側の了解が得られれば、リフィルは現実味を帯びてくるだろう。「リフィル」とは「詰め替える、補充する」という意味だが、欧米では数回使用ができる処方箋として一般的に普及している。病状が安定した患者で、薬剤師が患者をモニターすることのできる米国では有効期間が1年間で、その処方箋の使用回数は6回などと記載されおり、患者は薬剤師の観察のもと、医師の診察なしに薬局で薬剤の交付を受けられる。もちろん、容体の急変時は診察が必要だ。 リフィル処方箋導入は、10年の「チーム医療推進会議の報告書」に、薬剤師の

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