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話題の焦点

「65歳はまだ壮年。実年?」

2015年7月15日号

 わが国では65歳になると、お年寄りとして社会保障制度のなかでは、いきなり「支えられる側」に位置付けされる。 元気がなくなって支えられるのであれば自然な流れだが、昨今の高齢者は元気溌剌だ。 こうして実態が、6月開催の日本老年学会総会で取り上げられ「現在の高齢者は、10〜20年前に比べ5〜10歳は若返っている」と、最新データ解析をもとに報告した。 まだまだ活躍できる人を、一律に65歳で高齢者と定義することは社会的に損失が大きい、と見て高齢者年齢引き上げの考えを示した。 30年前の公募での50〜60歳「実年」呼称を60〜70歳に評価替えすることもからんでくる。 高齢者が65歳以上という設定は、遡ること1890年頃、時のドイツ宰相ビスマルクが老齢年金対象として定めたことが始まり。 超高齢社会を迎えた今日、高齢者の定義見直しがされても当然だろう。社会保障費抑制の政治的課題...  わが国では65歳になると、お年寄りとして社会保障制度のなかでは、いきなり「支えられる側」に位置付けされる。 元気がなくなって支えられるのであれば自然な流れだが、昨今の高齢者は元気溌剌だ。 こうして実態が、6月開催の日本老年学会総会で取り上げられ「現在の高齢者は、10〜20年前に比べ5〜10歳は若返っている」と、最新データ解析をもとに報告した。 まだまだ活躍できる人を、一律に65歳で高齢者と定義することは社会的に損失が大きい、と見て高齢者年齢引き上げの考えを示した。 30年前の公募での50〜60歳「実年」呼称を60〜70歳に評価替えすることもからんでくる。 高齢者が65歳以上という設定は、遡ること1890年頃、時のドイツ宰相ビスマルクが老齢年金対象として定めたことが始まり。 超高齢社会を迎えた今日、高齢者の定義見直しがされても当然だろう。社会保障費抑制の政治的課題の白

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