医薬経済オンライン

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カモられる「お人好し」日本企業

「御雇外国人」に翻弄されるトヨタ、武田

2015年7月15日号

 「緊急リスク対応としては、醜聞の無暗な延焼を止められたという点で、まずは及第のメディア対応。米国での大規模リコール問題のときの反省が一応生きていた」  こう語るのは、企業トップの危機管理術を専門とするコンサルティング会社の代表だ。トヨタ自動車初の女性役員として今年4月に就任したばかりのジュリー・ハンプ容疑者が、定時株主総会直後の6月18日に麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されたのを受け、翌19日の夕方に都内で開かれた豊田章男・トヨタ社長の緊急記者会見をこう評した。  逮捕の容疑は日本で麻薬に指定されている鎮痛剤「オキシコドン」の錠剤を、米国から密輸したというもの。ハンプ容疑者は6月30日に常務取締役を辞任したあとも、「麻薬を輸入したとは思っていない」と終始一貫して容疑を否認。このため東京地方検察庁も公判の維持は困難と判断し、7月8日に不起訴...  「緊急リスク対応としては、醜聞の無暗な延焼を止められたという点で、まずは及第のメディア対応。米国での大規模リコール問題のときの反省が一応生きていた」  こう語るのは、企業トップの危機管理術を専門とするコンサルティング会社の代表だ。トヨタ自動車初の女性役員として今年4月に就任したばかりのジュリー・ハンプ容疑者が、定時株主総会直後の6月18日に麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕されたのを受け、翌19日の夕方に都内で開かれた豊田章男・トヨタ社長の緊急記者会見をこう評した。  逮捕の容疑は日本で麻薬に指定されている鎮痛剤「オキシコドン」の錠剤を、米国から密輸したというもの。ハンプ容疑者は6月30日に常務取締役を辞任したあとも、「麻薬を輸入したとは思っていない」と終始一貫して容疑を否認。このため東京地方検察庁も公判の維持は困難と判断し、7月8日に不起訴(起

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