医薬経済気象台
重要度を増す消費の行方
2015年7月15日号
ギリシャ危機が欧州経済を揺るがし、先行きは混迷の度を増している。中国経済も4〜6月期実質成長率が15日に発表されるが、7%を割り込んだとみられている。株価が短期間に3割の急落となり、これが一段と実体経済を押し下げるとの観測も強まっている。米国は雇用増が続き、景気回復の足取りは順調に見えるが、4〜6月期の主要企業の業績は前年比3%程度の減益になったと推測されている。ドル高の影響がじわじわと出てきている。こうした海外主要国の動きは、輸出依存型の東南アジア経済にも影響し、ASEAN諸国の成長鈍化が表面化してきた。
海外景気の空模様が全体として怪しくなってきたことは否定できない。7月9日にIMF(国際通貨基金)は15年の改定世界経済修正見通しを発表した。すでに6月には世界銀行、OECD(経済協力開発機構)が年初予想を下方修正した改定予想を発表したが、IM...
ギリシャ危機が欧州経済を揺るがし、先行きは混迷の度を増している。中国経済も4〜6月期実質成長率が15日に発表されるが、7%を割り込んだとみられている。株価が短期間に3割の急落となり、これが一段と実体経済を押し下げるとの観測も強まっている。米国は雇用増が続き、景気回復の足取りは順調に見えるが、4〜6月期の主要企業の業績は前年比3%程度の減益になったと推測されている。ドル高の影響がじわじわと出てきている。こうした海外主要国の動きは、輸出依存型の東南アジア経済にも影響し、ASEAN諸国の成長鈍化が表面化してきた。
海外景気の空模様が全体として怪しくなってきたことは否定できない。7月9日にIMF(国際通貨基金)は15年の改定世界経済修正見通しを発表した。すでに6月には世界銀行、OECD(経済協力開発機構)が年初予想を下方修正した改定予想を発表したが、IMFも
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