白血病になった社長・患者になって気付いたMRの課題
ドナーが見つかったとき
第7回
アプシェ代表取締役社長 昌原清植
2015年7月15日号
私が受けた「急性リンパ性白血病(ALL)」の化学療法は、イマチニブ併用寛解導入療法(A1)、ダサチニブ併用強化療法のAraC大量療法(B1)とCNS予防(C1)という3種類のレジメンを順に行うものでした(第4回、6月1日号参照)。 ひとつの化学療法が終わると、次の化学療法が始まるまで、退院して自宅に戻れます。私の誕生月の4月には、近所の中華料理屋で家族が祝ってくれました。 私の場合、副作用が少ない優等生と先生に言われましたが、すべてがスムーズにいったわけではありません。A1レジメンのための入院では、ビンクリスチン(VCR)のダメージで治療完遂間際に軽い腸閉塞が現れ、退院が延期になりました。また、Cレジメンのメトトレキサート(MTX)の点滴静注は、MTXによる大量投与で腎毒性が懸念されることから、きちんと排泄されているか、チェックのため病室から離...
私が受けた「急性リンパ性白血病(ALL)」の化学療法は、イマチニブ併用寛解導入療法(A1)、ダサチニブ併用強化療法のAraC大量療法(B1)とCNS予防(C1)という3種類のレジメンを順に行うものでした(第4回、6月1日号参照)。 ひとつの化学療法が終わると、次の化学療法が始まるまで、退院して自宅に戻れます。私の誕生月の4月には、近所の中華料理屋で家族が祝ってくれました。 私の場合、副作用が少ない優等生と先生に言われましたが、すべてがスムーズにいったわけではありません。A1レジメンのための入院では、ビンクリスチン(VCR)のダメージで治療完遂間際に軽い腸閉塞が現れ、退院が延期になりました。また、Cレジメンのメトトレキサート(MTX)の点滴静注は、MTXによる大量投与で腎毒性が懸念されることから、きちんと排泄されているか、チェックのため病室から離れ
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