現実味を帯びる「薬価差拡大」
医薬品卸の価格交渉、「ヤマ場」は8〜9月
2015年7月1日号
「薬価改定1年目で、本来であれば2年目に出すはずの水準の価格を出した。もう下げられない」
医薬品卸は、窮地に立たされていることを、強く認識している。
10年度91.5%、11年度90.2%、12年度91.6%、13年度90.9%、14年度91.1%。
この数値は、厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)が示す、医薬品卸の納入価率(税込み)の10年度から14年度までの直近5年間の推移である。
流改懇のデータを見てのとおり、「薬価改定1年目」「薬価改定2年目」に分けると、2年目の納入価格は、1年目よりも下がる。毎年上下するこのパターンは、流通当事者の間では常識だ。
このため、薬価本調査の年に当たる15年度も納入価実績はまだないものの、「薬価差拡大」の懸念が浮上している。
過去の薬価差拡大に影響を及ぼしたのは、いずれも価格の「早期妥結」だからだ。
「薬価改定1年目で、本来であれば2年目に出すはずの水準の価格を出した。もう下げられない」
医薬品卸は、窮地に立たされていることを、強く認識している。
10年度91.5%、11年度90.2%、12年度91.6%、13年度90.9%、14年度91.1%。
この数値は、厚生労働省の「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)が示す、医薬品卸の納入価率(税込み)の10年度から14年度までの直近5年間の推移である。
流改懇のデータを見てのとおり、「薬価改定1年目」「薬価改定2年目」に分けると、2年目の納入価格は、1年目よりも下がる。毎年上下するこのパターンは、流通当事者の間では常識だ。
このため、薬価本調査の年に当たる15年度も納入価実績はまだないものの、「薬価差拡大」の懸念が浮上している。
過去の薬価差拡大に影響を及ぼしたのは、いずれも価格の「早期妥結」だからだ。
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