医薬経済オンライン

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武田の「広告塔」、猿田氏の言い分

業界初、誇大広告処分の汚名の「責任」

2015年7月1日号

「私どもはゴールデン・クロスという言葉は使いません。なぜなら何がゴールデン・クロスなのか?その意味すらわかりません」  6月22日、編集部に一通のFAXが送られてきた。慶應義塾大学の猿田享男名誉教授からのもので、武田薬品の高血圧治療薬「ブロプレス」(一般名=カンデサルタン)の誇大広告に使われたゴールデン・クロスという言葉が、自分の発言ではないと訴える文書だった。  この広告に対しては、厚生労働省が6月12日、医薬品医療機器等法の誇大広告に該当するとし、武田に業務改善命令を下している。猿田氏には編集部から、誇大広告で使われた文言について、武田から事前に相談があったのか、また文言の確認はしていたのか問い合わせた。猿田氏からは、A4用紙半ページを使ってびっしりと手書きの回答書が送られてきた。その文書からは、誇大広告の片棒を担いだと疑われる状況への怒り... 「私どもはゴールデン・クロスという言葉は使いません。なぜなら何がゴールデン・クロスなのか?その意味すらわかりません」  6月22日、編集部に一通のFAXが送られてきた。慶應義塾大学の猿田享男名誉教授からのもので、武田薬品の高血圧治療薬「ブロプレス」(一般名=カンデサルタン)の誇大広告に使われたゴールデン・クロスという言葉が、自分の発言ではないと訴える文書だった。  この広告に対しては、厚生労働省が6月12日、医薬品医療機器等法の誇大広告に該当するとし、武田に業務改善命令を下している。猿田氏には編集部から、誇大広告で使われた文言について、武田から事前に相談があったのか、また文言の確認はしていたのか問い合わせた。猿田氏からは、A4用紙半ページを使ってびっしりと手書きの回答書が送られてきた。その文書からは、誇大広告の片棒を担いだと疑われる状況への怒りすら

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