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いまだ寺島薬局で「躓く」ウエルシア

損害賠償請求で完敗、元役員は逮捕され受難続き

2015年7月1日号

 大手ドラッグストア「ウエルシアホールディングス」にとってはダブルパンチである。静岡市長選に立候補(落選)した傘下のウエルシア薬局の元役員、高田都子氏が選挙違反で逮捕され、さらに都子氏の兄でウエルシア元副会長の高田隆右氏も逮捕される事件に発展したばかりだ。  それに続いて今度はかつて買収した旧寺島薬局(現ウエルシア介護サービス)で解任した元常勤監査役の高橋昌彦氏から起こされていた訴訟でウエルシア敗訴(控訴中)の判決が出たのである。訴訟は元監査役が不当な解任であり、支給されるべき役員報酬8000万円を支払えという損害賠償請求。それに対し、ウエルシアは監査役としての職務懈怠の損害2億8000万円を支払え、と反訴していた。判決はウエルシア側の主張がほとんど認められず、元監査役の請求額を減額して1136万円の支払いを命じた。  ウエルシア側は旧寺島薬局をTO...  大手ドラッグストア「ウエルシアホールディングス」にとってはダブルパンチである。静岡市長選に立候補(落選)した傘下のウエルシア薬局の元役員、高田都子氏が選挙違反で逮捕され、さらに都子氏の兄でウエルシア元副会長の高田隆右氏も逮捕される事件に発展したばかりだ。  それに続いて今度はかつて買収した旧寺島薬局(現ウエルシア介護サービス)で解任した元常勤監査役の高橋昌彦氏から起こされていた訴訟でウエルシア敗訴(控訴中)の判決が出たのである。訴訟は元監査役が不当な解任であり、支給されるべき役員報酬8000万円を支払えという損害賠償請求。それに対し、ウエルシアは監査役としての職務懈怠の損害2億8000万円を支払え、と反訴していた。判決はウエルシア側の主張がほとんど認められず、元監査役の請求額を減額して1136万円の支払いを命じた。  ウエルシア側は旧寺島薬局をTOBで

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