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岐路に立つテルモの「強壮経営」

攻守を兼ね備えた「質的ハイブリッド」を確立できるか

2015年7月1日号

 テルモの株価が2ヵ月近く冴えない。3月19日に3445円の今年最高値を付けたまではよかったが、5月8日に発表された16年3月期の業績予想が分水嶺となった。売上高は前年度比6.2%増の5200億円と過去最高を更新するとしたものの、市場関係者が見込んでいた783億円という営業利益の水準が、蓋を開けてみれば前期比3.8%増の700億円にとどまるとされたため失望を買い、売りが殺到した。同社を強く推してきた野村證券も「想定を上回るコスト増で中・長期の採算性改善は難しい」と指摘し、投資判断を「BUY」から「HOLD」へと引き下げた。  このショックにさらに追い打ちをかけたのが、この6月で就任から丸5年が経過した新宅祐太郎社長のいささか軽率な発言だった。新宅社長は、米国市場で血液バッグなどの価格競争が激しくなる一方、研究開発費も増えていくことを理由に今後、利益面での圧迫が進むと語...  テルモの株価が2ヵ月近く冴えない。3月19日に3445円の今年最高値を付けたまではよかったが、5月8日に発表された16年3月期の業績予想が分水嶺となった。売上高は前年度比6.2%増の5200億円と過去最高を更新するとしたものの、市場関係者が見込んでいた783億円という営業利益の水準が、蓋を開けてみれば前期比3.8%増の700億円にとどまるとされたため失望を買い、売りが殺到した。同社を強く推してきた野村證券も「想定を上回るコスト増で中・長期の採算性改善は難しい」と指摘し、投資判断を「BUY」から「HOLD」へと引き下げた。  このショックにさらに追い打ちをかけたのが、この6月で就任から丸5年が経過した新宅祐太郎社長のいささか軽率な発言だった。新宅社長は、米国市場で血液バッグなどの価格競争が激しくなる一方、研究開発費も増えていくことを理由に今後、利益面での圧迫が進むと語り

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