茨城県　多い水戸一高や土浦一高の出身者

官庁ふるさと人脈　

茨城県　多い水戸一高や土浦一高の出身者

第25回　

2015年7月1日号

　茨城県の県立高校は現在、すべて男女共学になっているが、戦後長く男子校には「第一」と付けられ、旧制女学校が前身の女子校は校名に「第二」が付けられた。出身官僚には水戸市の水戸第一高校や土浦市の土浦第一高校の出身者が目立つ。水戸第一高は「水戸一（みといち）」の通称で呼ばれ、進学率は県内有数だ。　水戸第一高の名物行事は夜を徹して数十キロを「歩く会」。毎年10月に開かれており、昨年で66回を数えた。水戸第一高の卒業生である作家・恩田陸氏の著書「夜のピクニック」は、この歩く会がモデルとなっている。この本は第2回本屋大賞を受賞し、歩く会がさらに有名になるきっかけとなった。小説を原作とした同名映画が06年に公開され、近隣の市町村や水戸第一高でも撮影が行われて、同校の生徒がジャージ姿でエキストラ出演した。同校の卒業生は政財界に優秀な人材を多数輩出している。　水... 　茨城県の県立高校は現在、すべて男女共学になっているが、戦後長く男子校には「第一」と付けられ、旧制女学校が前身の女子校は校名に「第二」が付けられた。出身官僚には水戸市の水戸第一高校や土浦市の土浦第一高校の出身者が目立つ。水戸第一高は「水戸一（みといち）」の通称で呼ばれ、進学率は県内有数だ。　水戸第一高の名物行事は夜を徹して数十キロを「歩く会」。毎年10月に開かれており、昨年で66回を数えた。水戸第一高の卒業生である作家・恩田陸氏の著書「夜のピクニック」は、この歩く会がモデルとなっている。この本は第2回本屋大賞を受賞し、歩く会がさらに有名になるきっかけとなった。小説を原作とした同名映画が06年に公開され、近隣の市町村や水戸第一高でも撮影が行われて、同校の生徒がジャージ姿でエキストラ出演した。同校の卒業生は政財界に優秀な人材を多数輩出している。　水戸

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