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話題の焦点

「婚前の卵子冷凍保存」

2015年6月15日号

 将来結婚して、子どももほしいと思っている女性の話。だが、相手が誰になるか決まってもいない段階で、元気バリバリなうちに卵子を凍結保存しておこうとするケースがちらほら現われ始めている。 いわゆる適齢期を越えると、卵子の老化が始まり、妊娠が難しくなるとするメディアの報道を脅し的に捉え、一部過敏に反応したということである。 卵子保存は、がん治療による性腺機能の低下が心配されるときなどで医学的に適応された。日本生殖医学会では、最近の社会的適応の出現を含めて「卵子使用時の年齢制限として45歳以上は推奨できない」と定めている。 若いときの卵子であれば、いつでも妊娠可能だと過大な期待感を抱く女性が多いようだが、現実は極めて厳しく、出産まで漕ぎつける割合は、わずか平均10%に過ぎない。 適齢期に自然妊娠をし出産することが最善なことは明らか。出産を先送りする...  将来結婚して、子どももほしいと思っている女性の話。だが、相手が誰になるか決まってもいない段階で、元気バリバリなうちに卵子を凍結保存しておこうとするケースがちらほら現われ始めている。 いわゆる適齢期を越えると、卵子の老化が始まり、妊娠が難しくなるとするメディアの報道を脅し的に捉え、一部過敏に反応したということである。 卵子保存は、がん治療による性腺機能の低下が心配されるときなどで医学的に適応された。日本生殖医学会では、最近の社会的適応の出現を含めて「卵子使用時の年齢制限として45歳以上は推奨できない」と定めている。 若いときの卵子であれば、いつでも妊娠可能だと過大な期待感を抱く女性が多いようだが、現実は極めて厳しく、出産まで漕ぎつける割合は、わずか平均10%に過ぎない。 適齢期に自然妊娠をし出産することが最善なことは明らか。出産を先送りするのは

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