医薬経済オンライン

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国家公務員は後発品を使っているのか

周回遅れで促進策を打ち出す財務省

2015年6月15日号

 後発品の使用促進策に関して、政府内で最も熱心なのは行政改革推進会議ではないだろうか。会議の下部組織の歳出改革ワーキンググループ「重要課題検証サブ・グループ」を率いる慶應義塾大学教授の土居丈朗座長は、終了後の会見で手厳しい意見があったことを披露する。  例えば5月29日。この日は日本製薬工業協会や日本薬剤師会などからヒアリングを実施したが、終了後の土居座長は会見で、「後発品メーカーが先発品メーカーの下請けのように、あえて後発品でなく同じ効能の先発品の生産を請け負っている」といった「こちらからの質問に具体的なデータをいただけていない」と不快感を滲ませた。さらに「明らかにされないケースは、後発品の使用割合目標の引き上げに抵抗しているとの認識を覚えさせる、と複数の委員から発言があった」ことを明らかにした。  6月5日の会合では、月内の中間まとめに向...  後発品の使用促進策に関して、政府内で最も熱心なのは行政改革推進会議ではないだろうか。会議の下部組織の歳出改革ワーキンググループ「重要課題検証サブ・グループ」を率いる慶應義塾大学教授の土居丈朗座長は、終了後の会見で手厳しい意見があったことを披露する。  例えば5月29日。この日は日本製薬工業協会や日本薬剤師会などからヒアリングを実施したが、終了後の土居座長は会見で、「後発品メーカーが先発品メーカーの下請けのように、あえて後発品でなく同じ効能の先発品の生産を請け負っている」といった「こちらからの質問に具体的なデータをいただけていない」と不快感を滲ませた。さらに「明らかにされないケースは、後発品の使用割合目標の引き上げに抵抗しているとの認識を覚えさせる、と複数の委員から発言があった」ことを明らかにした。  6月5日の会合では、月内の中間まとめに向けて

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