海外時報
請求データが炙り出す処方と支払いの関係
秋にはビジネス向けにも開示、CMSの狙い
2015年6月15日号
医師個々人の保険請求データを閲覧できる。一般消費者もオンラインで「X州」の「ドクターA」と入力すれば、主治医がどんな診療(メディケア・パートB)をして、どんな薬剤処方(パートD)をしているかも把握できる。
日本にそんな未来が到来するのかは見当もつかないが、6月1日、メディケア&メディケイド・サービシス庁(CMS)は、3度目の病院別、2度目の医師別データを公表。これに先立つ4月末には、外来薬剤給付1030億ドルの医師・薬剤別処方データも開示した。
高齢者の医師サービス支払いは13年、95万人の医師(ナース・プラクティショナーなど医師以外を含む)に対して900億ドルに及んだが、メディケアだけで年100万ドルを超す支払いが3900人、支払い総額の17.5%が上位1%に集中した。
2年連続で支払額上位に名を連ねたフロリダの心臓病医と眼科医に対しては、すでに連邦検察局が...
医師個々人の保険請求データを閲覧できる。一般消費者もオンラインで「X州」の「ドクターA」と入力すれば、主治医がどんな診療(メディケア・パートB)をして、どんな薬剤処方(パートD)をしているかも把握できる。
日本にそんな未来が到来するのかは見当もつかないが、6月1日、メディケア&メディケイド・サービシス庁(CMS)は、3度目の病院別、2度目の医師別データを公表。これに先立つ4月末には、外来薬剤給付1030億ドルの医師・薬剤別処方データも開示した。
高齢者の医師サービス支払いは13年、95万人の医師(ナース・プラクティショナーなど医師以外を含む)に対して900億ドルに及んだが、メディケアだけで年100万ドルを超す支払いが3900人、支払い総額の17.5%が上位1%に集中した。
2年連続で支払額上位に名を連ねたフロリダの心臓病医と眼科医に対しては、すでに連邦検察局が提
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