医薬経済オンライン

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医療企業・その現状と展望 大木

江戸時代創業の大衆薬卸大手

—取引先及び商品拡大を推進—

2015年6月15日号

 大木は大衆薬卸の大手である。前身は万治元年(1658年)に江戸両国で創業した家庭薬製造販売業の大木五蔵圓本舗に遡るから357年の歴史を持つ。1868年に家庭薬問屋を開始した。商号が現在の大木となったのは74年、79年に店頭登録した。  事業は祖業である大衆薬卸が主力だが、取引先が薬局、薬店、スーパー、デパート、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニ、ディスカウントストアなど、幅広い小売業態に拡大しており、これに伴って取扱商品も大衆薬にとどまることなく、化粧品、健康食品、衛生雑貨・介護用品・ベビー用品、菓子・食品などに至るまで、家庭で消費される主要商品のほとんどを供給する多面性が特徴だ。  大衆薬市場の伸び悩みのなかで、着実な成長を遂げてきた。大衆薬市場の14年度の数字はまだ明らかでないので、13年度実績を見ると、大衆薬市場は6136億円で07年度比▲2.6%だが...  大木は大衆薬卸の大手である。前身は万治元年(1658年)に江戸両国で創業した家庭薬製造販売業の大木五蔵圓本舗に遡るから357年の歴史を持つ。1868年に家庭薬問屋を開始した。商号が現在の大木となったのは74年、79年に店頭登録した。  事業は祖業である大衆薬卸が主力だが、取引先が薬局、薬店、スーパー、デパート、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニ、ディスカウントストアなど、幅広い小売業態に拡大しており、これに伴って取扱商品も大衆薬にとどまることなく、化粧品、健康食品、衛生雑貨・介護用品・ベビー用品、菓子・食品などに至るまで、家庭で消費される主要商品のほとんどを供給する多面性が特徴だ。  大衆薬市場の伸び悩みのなかで、着実な成長を遂げてきた。大衆薬市場の14年度の数字はまだ明らかでないので、13年度実績を見ると、大衆薬市場は6136億円で07年度比▲2.6%だが、大

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