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MR活動実態調査レポート

中枢神経系─睡眠導入剤の現状

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析115

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2015年6月15日号

 今回は、中枢神経系薬剤の第1弾として睡眠導入剤のMR活動実態を取り上げた。中枢神経系領域は、疾患そのものがデリケートなこともあり、院外処方において現場では、最も指導が難しい領域というアンケート結果も存在する。また、効果発現のタイミングなど、製品間、個人間格差がかなりあり、効果発現前に服薬を中止してしまうケースも散見されるという。 さらに一般内科での処方が増加するにつれて、処方患者の裾野も広がり、適正な服用期間にバラツキが生じる傾向も窺える。治療完了なのか、服薬中止なのか、判断が難しいケースが多い領域である。 右下の表3は主な睡眠導入剤の15年1月から4月までの4ヵ月間のMR活動実態である。D(ディテールの略)数トップは、MSDが発売する「ベルソムラ」で、2位はエーザイの「ルネスタ」、3位は武田薬品の「ロゼレム」となっていた。ベルソムラは全製品で...  今回は、中枢神経系薬剤の第1弾として睡眠導入剤のMR活動実態を取り上げた。中枢神経系領域は、疾患そのものがデリケートなこともあり、院外処方において現場では、最も指導が難しい領域というアンケート結果も存在する。また、効果発現のタイミングなど、製品間、個人間格差がかなりあり、効果発現前に服薬を中止してしまうケースも散見されるという。 さらに一般内科での処方が増加するにつれて、処方患者の裾野も広がり、適正な服用期間にバラツキが生じる傾向も窺える。治療完了なのか、服薬中止なのか、判断が難しいケースが多い領域である。 右下の表3は主な睡眠導入剤の15年1月から4月までの4ヵ月間のMR活動実態である。D(ディテールの略)数トップは、MSDが発売する「ベルソムラ」で、2位はエーザイの「ルネスタ」、3位は武田薬品の「ロゼレム」となっていた。ベルソムラは全製品で見

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