変革に耳目集まるDNAチップ研究所
国内バイオベンチャーの戦略を見る⑮
2015年6月1日号
DNAチップ研究所は、99年4月にDNAチップの研究、開発を目的に設立されたディエヌエイチップ研究所が前身となる。そして、代表取締役社長だった松原謙一氏(現名誉所長)は、大阪大学教授や日本分子生物学会会長を務めた人物でもある。02年11月に商号を「株式会社DNAチップ研究所」に変更し、04年3月に東証マザーズに上場を果たした。
事業面では、06年4月に2製品の発売に成功した。日立ソフトと共同で開発したDNAチップ「AceGene®」と比較して約2倍の強度の向上を実現した「AceGene® Premium Human」と、東レとの共同開発による「3D-Gene Yeast Oligo chip 6k」だ。そして、同年11月には米国アジレント・テクノロジー社とDNAマイクロアレイ事業で戦略的提携を発表した。
10年6月には、的場亮取締役が代表取締役に就任。経営が若返ったように見えた。的場氏は日本学術振興...
DNAチップ研究所は、99年4月にDNAチップの研究、開発を目的に設立されたディエヌエイチップ研究所が前身となる。そして、代表取締役社長だった松原謙一氏(現名誉所長)は、大阪大学教授や日本分子生物学会会長を務めた人物でもある。02年11月に商号を「株式会社DNAチップ研究所」に変更し、04年3月に東証マザーズに上場を果たした。
事業面では、06年4月に2製品の発売に成功した。日立ソフトと共同で開発したDNAチップ「AceGene®」と比較して約2倍の強度の向上を実現した「AceGene® Premium Human」と、東レとの共同開発による「3D-Gene Yeast Oligo chip 6k」だ。そして、同年11月には米国アジレント・テクノロジー社とDNAマイクロアレイ事業で戦略的提携を発表した。
10年6月には、的場亮取締役が代表取締役に就任。経営が若返ったように見えた。的場氏は日本学術振興会の
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