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医薬経済気象台

産業界は15年度業績に強気

2015年6月1日号

 14年度決算の発表が終わった。金融を除く全産業の上場企業は全体で4%の増収、経常利益は6%の増益だった。国際会計基準(IFRS)適用企業については経常利益の概念がないため、税引き前利益を経常利益として集計したが、絶対額は過去ピークの07年度を抜いて7年ぶりに最高を更新した。  牽引役となったのは、円安メリットを享受した自動車、電機、精密機器などの輸出型産業だった。原油価格の急落が原燃料コストの低下をもたらし、繊維、化学、鉄鋼、陸運、海運、建設なども2ケタの増益となった。減収、経常減益だった産業は限られた。23業種のうち、減収だったのは石油、小売業の2業種、経常減益は赤字転落した石油を含めてパルプ・紙、医薬品、小売業、商社の5業種にとどまった。  石油の減収・経常赤字は原油価格の急落によるもので、製品価格の下落と在庫評価減が響いた。商社の減益も原油、...  14年度決算の発表が終わった。金融を除く全産業の上場企業は全体で4%の増収、経常利益は6%の増益だった。国際会計基準(IFRS)適用企業については経常利益の概念がないため、税引き前利益を経常利益として集計したが、絶対額は過去ピークの07年度を抜いて7年ぶりに最高を更新した。  牽引役となったのは、円安メリットを享受した自動車、電機、精密機器などの輸出型産業だった。原油価格の急落が原燃料コストの低下をもたらし、繊維、化学、鉄鋼、陸運、海運、建設なども2ケタの増益となった。減収、経常減益だった産業は限られた。23業種のうち、減収だったのは石油、小売業の2業種、経常減益は赤字転落した石油を含めてパルプ・紙、医薬品、小売業、商社の5業種にとどまった。  石油の減収・経常赤字は原油価格の急落によるもので、製品価格の下落と在庫評価減が響いた。商社の減益も原油、鉄

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