医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

IMSデータに見る市場動向

「長期品の低迷」が開業医と薬局に波及

2015年6月1日号

 市場調査会社IMSジャパンが公表した14年度(14年4月〜15年3月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)では、前年度から▲0.6%の9兆9586億8700万円となり、13年度に突破した10兆円の大台を割ってしまった。薬価改定と消費税引き上げが重なったことが影響した。 市場別では病院市場(100床以上)が0.5%増の3兆9461億9400万円、開業医市場(100床未満)が▲4.8%の2兆1395億5700万円で2年ぶりのマイナス成長となった。薬局その他市場(主に調剤薬局)は0.8%増の3兆8729億3700万円だった。 注目は開業医市場と調剤薬局市場だ。開業医市場は、投薬を中心とした治療が多いため、薬価改定の影響が色濃く出る。ただし、▲5%という落ち込み幅は大きい。後発品メーカー関係者によると、「長期収載品の薬価引き下げと後発品への切り替えが進んだ結果と思う。院外処方箋を発行したことも影響している」とのこ...  市場調査会社IMSジャパンが公表した14年度(14年4月〜15年3月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)では、前年度から▲0.6%の9兆9586億8700万円となり、13年度に突破した10兆円の大台を割ってしまった。薬価改定と消費税引き上げが重なったことが影響した。 市場別では病院市場(100床以上)が0.5%増の3兆9461億9400万円、開業医市場(100床未満)が▲4.8%の2兆1395億5700万円で2年ぶりのマイナス成長となった。薬局その他市場(主に調剤薬局)は0.8%増の3兆8729億3700万円だった。 注目は開業医市場と調剤薬局市場だ。開業医市場は、投薬を中心とした治療が多いため、薬価改定の影響が色濃く出る。ただし、▲5%という落ち込み幅は大きい。後発品メーカー関係者によると、「長期収載品の薬価引き下げと後発品への切り替えが進んだ結果と思う。院外処方箋を発行したことも影響している」とのこと

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence