医薬経済オンライン

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Dear Tomorrow 新しいヘルスケアマーケティング

日本の遺伝子治療と検査の現状

第22回 ゲノム医療の行方②

株式会社アンテリオ理事 堀 玲子

2015年6月1日号

 今後、遺伝子治療で画期的な成果を上げる疾患も出てくるはずだ。今年、英国で母子系遺伝子疾患のひとつである遺伝病を持つ母親(ミトコンドリア病)の卵子核を健康な女性のものと交換する治療が行われた。子どもは遺伝子学的には母親が3人いる状態となるが、重篤な遺伝子疾患は免れた。 日本では新しい医学体系として設立された日本オミックス医療学会がある。従来の臨床医学体系の枠を超えた「個の医療・予防の医療」を実現する目的で生命活動の網羅的分子情報から、症状が出る前の“病”に対して事前に介入していく。そのために遺伝子変異情報、遺伝子発現情報、タンパク質発現情報を解析して、予防医療などに役立てようという学問だ。 だが、日本の現状はどうか。千葉大学医学部附属院遺伝子治療部の野村文夫教授が、政府の健康・医療戦略室のゲノム医療実現推進協議会に示した資料では...  今後、遺伝子治療で画期的な成果を上げる疾患も出てくるはずだ。今年、英国で母子系遺伝子疾患のひとつである遺伝病を持つ母親(ミトコンドリア病)の卵子核を健康な女性のものと交換する治療が行われた。子どもは遺伝子学的には母親が3人いる状態となるが、重篤な遺伝子疾患は免れた。 日本では新しい医学体系として設立された日本オミックス医療学会がある。従来の臨床医学体系の枠を超えた「個の医療・予防の医療」を実現する目的で生命活動の網羅的分子情報から、症状が出る前の“病”に対して事前に介入していく。そのために遺伝子変異情報、遺伝子発現情報、タンパク質発現情報を解析して、予防医療などに役立てようという学問だ。 だが、日本の現状はどうか。千葉大学医学部附属院遺伝子治療部の野村文夫教授が、政府の健康・医療戦略室のゲノム医療実現推進協議会に示した資料では、

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