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なぜ急いだのか、アクトスの和解

2015年6月1日号

 武田薬品は4月29日、2型糖尿病治療薬「アクトス」に起因する膀胱がんを主張する製造物責任訴訟の和解に向けた「合意」を発表した。その中身は、和解金と関連訴訟の費用などとして、15年3月期第4四半期に27億ドル(3241億円)を計上。現在の原告及びクレーム提起者の95%以上が和解の受け入れを選択した場合、和解金総額は約24億ドル(2880億円)になる。これに伴い武田は、最終損益が1457億円の赤字に転落。49年の株式上場以来、初めてのことだ。 一方、武田は発表文書で「本訴訟の原告側の主張には根拠がないものと考えており、同社の法的責任を認めるものではない」「和解を選択することを決定したが、アクトスに対する考えは、これまでと変わらない」とも主張している。 この和解のあり方は、07年に米メルクが、販売停止した同社の鎮痛剤「バイオックス」を巡る約3万件の訴訟を和解で解決するため...  武田薬品は4月29日、2型糖尿病治療薬「アクトス」に起因する膀胱がんを主張する製造物責任訴訟の和解に向けた「合意」を発表した。その中身は、和解金と関連訴訟の費用などとして、15年3月期第4四半期に27億ドル(3241億円)を計上。現在の原告及びクレーム提起者の95%以上が和解の受け入れを選択した場合、和解金総額は約24億ドル(2880億円)になる。これに伴い武田は、最終損益が1457億円の赤字に転落。49年の株式上場以来、初めてのことだ。 一方、武田は発表文書で「本訴訟の原告側の主張には根拠がないものと考えており、同社の法的責任を認めるものではない」「和解を選択することを決定したが、アクトスに対する考えは、これまでと変わらない」とも主張している。 この和解のあり方は、07年に米メルクが、販売停止した同社の鎮痛剤「バイオックス」を巡る約3万件の訴訟を和解で解決するため48

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